セックスした後しばらくすると膣から液体が流れ出てきますがこれをフローバックと呼びます。

フローバックの成分は膣の分泌物である頸管粘液、精液、膣のはがれた内壁などが主成分です。

これらが性行為のあとシーツを濡らす原因であるフローバックの正体なのです。

これは人間の女性だけにある現象ではなく、哺乳類のメスは同じように性行為の後にフローバックするものがほとんどです。

フローバックのメカニズムは、射精の後15分程度で膣の筋肉に微動が起きて、膣の分泌液、精液、膣から落ちた細胞などが膣前提に集まり、これが10分後~2時間の間で何かのきっかけで外に流れ出します。

量の違いはありますが、射精したものをすべて出してしまうこともありますが、出さない場合もあります。

子宮頸管の中は空ではなく粘液で満たされておりこれが頸管粘液と呼ばれるもので、フローバックの成分の主たるもので、頸管粘液には様々な働きがあります。

子宮頸管から子宮に入ろうとする雑菌や異物を排除する働きがある一方で、精子を膣から子宮へスムーズに運ぶ役割をし、月経の時は経血を子宮から膣へと出す双方向のフィルターの役目を果たしています。

このように頸管粘液は女性の健康を保ち、病気の予防をしていますが、頸管粘液は繊維組織で網目のようになっており、網目は非常に細かく精子がやっと通れるくらいの大きさで、この網目が精子を膣から子宮へ通し、異物の通過を遮断する働きをしています。

頸管粘液は頸管の上にある分泌腺で作られ常に分泌され、頸管を伝い膣までおりてきます。

この頸管粘液が流れる速さは精子が泳ぐ早さよりは遅いが頸管を通り侵入を試みる病原体この流れに勝てずに流されてしまい、膣内では酸性の分泌物で殺菌されてしまいます。

月経の時は子宮内膜は非常にデリケートになり傷つきやすくなっていますが、月経血が頸管粘液の分泌を促すので粘液の量は2倍になり雑菌が頸管を通り抜けるのは更に難しくなります。

頸管粘液のこのような変化は受精し妊娠するためには重要な働きをし、精子を何時でも通し病原体を入れないようにバランスを保っています。

妊娠しているときは精子を受け入れても無駄なので、フローバックで排出してしまいます。

また、頸管粘液のフィルターは病原体を通さないように最大限防御するので精子も死んでしまいますが、妊娠していない時は精子を必要としているので精子を通すように防御を弱めます。

排卵期以外や閉経後は精子は取り込んでも意味はありませんが、それでも精子は通過しますし、妊娠しにくい時期に入った精子は、次の妊娠しやすい時期まで残り次に新しく入ってくる精子に影響を与えます。

妊娠しない時期の頸管粘液のフィルターの網目は小さくなり精子は通りにくくなりますが、妊娠しやすい時期は粘液は液状化し流動性が増し網目も大きくなり精子は通過しやすくなります。

妊娠しやすい時期は病原体もフィルターを通りやすくなるので、粘液の量を増やすことで病原体を流れださせすので、女性はいつもよりおりものの量が多くなり透明で粘液のある分泌物が下着を汚すのです。

しかし、女性の体は妊娠しやすい時期を隠すことから排卵期の1週間前から排卵後まで不意に粘液を大量に分泌させることがあります。

粘液が膣までおりてくると膣の表面を覆いますが、一部は外に出てきて濡れますし、一部は膣壁に残ります。

女性が性的に興奮してくると膣壁はこれらの粘液を外に出すことで、ペニスが挿入される時の潤滑油的な働きをします。