男性は女性の膣に一定の量の精子で満たすことで子孫繁栄を追求するように遺伝子に組み込まれています。

膣内に放出された精子の中でも尖兵の役割をする精子は頸管粘液の中を進みまっすぐ子宮へと進み卵管までたどりつきます。

それ以外の精子は、頸管粘液の中を漂い、やがて子宮内壁から分泌される白血球が射精後24時間以内に精子の数に匹敵するほど多くの数に達し、卵管までたどり着いた精子以外の精子を排除します。

1回の射精で放出される精子は約3億個と言われますが、約半分の1億5千万個はフローバックにより排出されます。

卵管まで直進する精子は数百程度で、約100万の精子が子宮頸管までたどりつき5日間をかけて卵管へ進みます。

最終的に卵管を通過できる精子は2万個程度で、子宮頸管までたどりつくものも100万しか通れないのは効率的でないように思えます。

射精をすると約5日間の間に新鮮な精子が卵管を通れるようになっています。

必要以上の精子を射精しても単に浪費されるだけに過ぎませんが、子宮頸管壁に精子が一定の量を保っていれば卵管までの道は常に通りやすくなっています。

一定の量以上の精子がある時に余分なものを排除する理由には、精子の頭に入っている化学物質が増えすぎると卵子を殺してしまう可能性があるからです。

一方で、一定以上の精子を子宮頸管に蓄えておかないと卵管まで達する精子がいなくなってしまいます。

このようなことから特定のパートナーの膣内にある精子は一定に保たれるようになっており、セックスの回数が増えても半分でもパートナーの膣内にある精子に違いは無いのです。

一方男性の方では、精巣は寝てても起きてても常に活動をしており、精巣の中の細胞は常に分裂し成長すると精子になります。

精子は成熟すると精巣上体に入り射精に備えて整列し、射精するたびに先頭の精子が飛び出します。

成熟したものが先頭に並び、若い精子が最後尾に並びます。

精子が成長し精巣の奥から精巣上体にくるまでには約2か月かかり、そこに2週間待機した後、5日間をかけて精管の中へ移動し射精を待ちます。

射精が近まると精子は精管から射精管へ移動し射精されると精子は前立腺から尿道になだれ込み尿道を通り女性の膣へ流れ込みます。